新しい環境で
新しい環境に変わった時は「人間関係のリセット」のチャンス。
自分の「魅せ方」を変えて、公私共に新しい可能性を開いていくことができます。
「◯◯デビュー」という表現もありましたよね。
私が体験した最大の「リセット」は、一人で海外へ行ったことです。
着いた先には、知っている人はひとりもいません。
言葉だって「こんにちは」程度しかできませんし、電車やバスの乗り方といった一般常識だってありません。英語だって「できる/できない」で言えば、「できない」です。
入国手続き等を終えて、重い荷物を持って空港の外に出た瞬間の恐怖は、今も記憶に強く残っています。(二度と経験したくないと断言できる程度にはトラウマです)
あまりに極端なリセットだったので、自分の魅せ方だとか、人間関係以前に、サバイバル要素が濃く出ていたように思います。
ただ、だからこその学びがあったのも確かです。
「嘘のない自分」
私はサイトの「about」ページの自己紹介に、こんな文章を書きました:
3年かかって、EUで公式に認定されている語学試験で、最上級のネイティブ認定を受けましたが、私が学んだのは外国語だけではなく、外国という「外から」の目で見た「自分」であり、どんな環境でもブレない「自分らしさ」でした。
私が考える「嘘のない自分」は、「周りに迎合しない、自分基準の自分であること」です。
仲良くしたい。
受け入れてもらいたい。
悪目立ちしたくない。
…そんな風に思うと、周りの反応を気にして自分の発言や行動を、その時その時の状況に合わせて変えてしまいがちです。
新しい環境、つまり違う文化に入りたての時は、「郷に入れば郷に従え」の精神で周りに合わせるのも大事でしょうが、是非を自問せず、周りに言われるまま受入れ続けてしまうと、「自分」がどんどんすり減っていきます。
どこかの時点で「ここまでは受け入れるけど、これ以上は『私』ではない。だから拒否する」と自分基準でしっかりとした線引きをする必要があります。
「その方が都合がいいから」と、目先の結果に踊らされて、自分の線引きを守らないのは、自分の品性を貶めることになると思っています。
どんなに周りを誤魔化せても、それは単なる擬態に過ぎません。
自分を騙しても、どこかで破綻します。
「嘘のない自分」は、周りに自分を偽らないだけではなく、自分で自分に嘘をつかないことです。
あなたは「自分らしい」ですか?
ちょっと意地悪かもしれませんが、いくつか質問をさせてください:
あなたは、
・どこまでなら「はい」で、どこから「いいえ」ですか?
・自分なりの『境界線』はありますか?
・周りに合わせることと、流されることを混同してませんか?
・責任感や義務感といった「道徳的優越感」で、自己肯定しようとしてませんか?
・その場をまるく収めようと、自分が『悪者』になればいいと思ってませんか?
いわゆる、優しい人、責任感の強い人など、周り優先で考える傾向の人は、特に注意してほしいと思います。
自分勝手なのは困りますが、自分がすり減ってしまっては何にもなりません。
エネルギーが枯渇する前に、自分を「守る」必要があります。
自分らしさの認識は、言ってみれば「自分エネルギー」の種類と量を考えることでもあります。
「自分らしさ」をクリアにする
「自分」についてクリアになれば、「はい/いいえ」の線引きが楽になります。
状況によって、自分の都合や思いだけではどうしようもない場合でも、自分がどうしたいかという「本心」はわかりますから「私、どうしたいのかな?」と悩むことはなくなります。
ですから:
・状況を、客観的に判断し易くなります。
・判断し易くなれば、決断が早くなります。
・決断が早くなれば、対応も早くなります。
・対応が早くなれば、問題が深刻化する前に解決できる可能性が大きくなります。
あなたは、「自分らしさ」をしっかり自覚して、「自分」を生きていますか?
自分の立場や役割に振り回され「◯◯として、XXあるべき」という、型にハマった考え方と行動になっていませんか?
母だから、妻だから、
リーダーだから、マネージャーだから…
「◯◯だから」の「◯◯」部分に、立場や役割がくるなら注意です。
役割優先の状況も、もちろんあります。
でも、そこで「一般論」としての「べき論」に落ち着くのではなく、自分基準の判断で「○○として、私はXXする」となっていけたら…と思います。
あなたは「代わりのきかない唯一の人」です。
自分らしい最善の判断と行動ができる人です。
自分を知るためのサポートとして、uniicでは「5Days Challenge」という無料コースを提供しています。また、有料の「uniic compass」プログラムでは、1対1で、自己実現をしっかりサポートさせていただきます。
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