はじめに

世の中には、たくさんの、そしていろんな人がいます。
自信の「ある/なし」について、あまり気にしないで日々を過ごせる人もいるようですが、常に自分に対して疑問を持ち、不安を感じ、手探りで生きている人もいます。

私は後者に属します。
もしこのブログを読んでいるあなたが私と同じなら…

ようこそ!
一緒に自信について学んでいきましょう!

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実際のところ、いつでも100%の自信に溢れている人なんて、この世にはいません。

何となく落ち込む日だってあります。
問題や障害に出会って挫折しそうになったり、過去の失敗や嫌な経験からトラウマになっていることもあります。
何かで成功して「私ってスゴい!」と思ったとしても、その喜びや自信はキープされるわけでもなく、むしろ反動で萎んでしまったりします。

自分の気持ちの有り様も、周りの状況も常に変わります。

だから:

1年365日、1日も欠かさず、常に自信を持っているなんて無理ですし、そもそも必要ありません。
大事なのは「自信が必要な時に、どうやってそれを手に入れるか」です。

 

「自信」という概念

「自信がない」または「自信がある」という表現を、日頃あまり気にせず使ってはいますが、考えてみると不思議な表現だな、と思います。

「自信がない」または「自信がある」と言うと、まるで自信という「何か」を「持っている」あるいは「持っていない」と言っているように聞こえます。

でも、自信は「もの」ではありませんよね。
それなのに「ある/持っている」「ない/持っていない」という捉え方をすると、歪な認識をしてしまいそうで、注意が必要だと感じます。
なぜなら、「持つ者」と「持たざる者」という構図は、無意識のうちに優劣関係を作ってしまう危うさがあるからです。

その結果「私は自信がないから」と自己嫌悪に陥って卑屈になったり、「あの人は自信があっていいな」と羨ましく思ったり、とても不健全な自信との付き合い方が出来上がってしまいます。

なぜ「不健全」なのか?

あえて極端なシナリオを2つ書いてみます:

self doubt

シナリオ1:僻み

誰かに「やってみない?」と言われて「自信ないな」と思いつつ、それでもやってみた。

その結果、うまく行かなかった。「やっぱり、私じゃダメだった」と自己嫌悪に陥る。
さらに「◯◯さんが“無理に“勧めるから断れなかった。本当はやりたくなかったのに」と、勧めてくれた相手、応援してくれた人を恨む気持ちになる。

行き着く先は、被害者意識と自己否定と無気力です。
シナリオ1は、僻みに発して、自分の可能性と夢を塞ぐ悲しい道です。

presentation with confidence

シナリオ2:妬み

「あの人は自信があっていいな。私もああなれたらいいのに」と羨ましく思う。

良く観察してみると、その人が才能に溢れてるとか、特別な経歴や実績があるとか、一目でわかる優れた特徴があるわけではない。
「あの人は、どうしてあんなに自分に自信が持てるの?別に大したことないじゃない。私と何が違うの?」と理不尽に感じられる。

これの行き着く先は、嫉妬と怒りの『修羅の道』です。
シナリオ2は、自分の人格を貶め、心の平安を奪う悲しい道です。

ここまで極端なケースは稀だとしても、なぜ不健全なのは、このシナリオから伝わるかと思います。

自信の難しいところは定量化できないところでしょうか。

自信は、目で確認できません。
絶対値も評価基準もありません。

では、そんな掴みどころのない「自信」との「健全な付き合い方」はどうすればいいのか?

提案ですが「どうしたら自信が持てるのか?」という疑問を、一旦忘れてみてはどうでしょうか?

私自身の経験なのですが、「どうしたら自信が持てるんだろう?」と考えるのは、結局は「自信を持ってない」と言ってるのと同じなんです。
考えれば考えるほど「私は自信がない」というネガティブな暗示を自分にかけてしまう不健全な付き合い方です。

ですから、このブログシリーズ「自信のつけ方」では、言ってみれば「外堀を埋めていく」ような感じで自信を探っていきます。

目標は次の2つです:

(1) 上記2つのシナリオのような問題を回避して、心の自由を得ること。
(2) 自信の機能を理解して、自分のために自信を活用できるようになること。

具体的には、こうなります:

– 被害者意識の代わりに「当事者意識」
– 自己否定の代わりに「自己肯定」
– 無気力の代わりに「モチベーション」
– 嫉妬の代わりに「他者への敬意」
– 不満や怒りの代わりに「満足」と「穏やかな心」

見ての通り、上の2つの「不健全な」シナリオの真逆。「健全」です。
同時に、これはそのまま「成功のマインドセット」になります。

とても‘ビックマウス‘な約束をしているように見えると思います。
「学者でもないくせに『自信』をテーマに書くだけの知識や力量があるとでも?『書ける自信』はあるんですか?」と誰かが質問したら?

私の回答はこうです:

「書ける」ではなく「書く」です。

私は、自分が「何を伝えたいのか」
「どうしてそれを伝えたいのか」
「誰に伝えたいのか」わかっています。
だから、最終回まで投げ出さないで、誠心誠意、書き続けます。
私は私の意図を信じ、書く意欲を信じ、投げ出さない決意を信じます。
書く自信はあります。

私は、全ての人がその人ならではの魅力と才能に溢れていると信じています。
自分の素晴らしさを認識できていないせいで「自信がない」と思い込んでいる人に、「自信をマネジメントする」マインドセットを知ってもらいたいのです。
そして「最も自分らしい人生」を生きることに成功してほしいのです。

このブログシリーズは「自信の付け方」とタイトルにもあるように、最終的には自分に自信が「持てる」ように6要素の項目で考察していきます。

でも、「これをやれば自信がつく」とか「誰でも自信が持てる方法」というタイプの記事はひとつもありません。

私が書くのは、ブログという形の「対話」です。

ここで、疑問を提示し、学んだ事をシェアし、意見、感想を述べますが、それは同時に、

「あなたはどう思う?」
「あなたはどうしたい?」
「あなたならどうする?」

…といった問いかけです。

ブログを読んで心の中で私と対話してくれたら、とても嬉しいのです。
(もちろんコメントを書いてもらったり、メールで教えてもらえれば嬉しいです)

これは私の信念なのですが…

自分で考えて、自分で納得したものが、自分の血肉になる。

私が「こうすれば絶対に自信がつきますよ」というのは、何か違うと思うんです。
そうではなくて、あなたが「あなたらしい自信」にたどり着くように、橋渡し、もしくは橋そのものでありたいと思います。

次回の第2回目では、「自信」の定義について、そしてその対極にある「不安」について考察します。

またお話しましょうね。

自分の「独自性=ユニークさ」を知って、もっと自信のある自分になりませんか?
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